石川県・七尾の和ろうそく。伝統的な明かりを現代の暮らしにも。

PROFILE

高澤ろうそく店

江戸時代には七尾で「蝋燭座(ろうそくざ)」が設けられました
「座」とは現代における同業者組合のようなものです。
当時、物資の運搬には主に船が使われました。
ろうそくの「ろう」原料となる櫨(ハゼ)は四国や九州より、
芯に使われる和紙は石見(いわみ)より船で運ばれてきたようです。
「北前船」が活動の舞台でした。
七尾は港の奥にあり、日本海の荒波から守ってくれ、物資の
あげおろしには最適でした。
このような背景から七尾でろうそくの生産が盛んとなっていきました。
また、信仰心のあつい土地柄でもありました。
私たちが大切にしたいのは「こころ」です。
神仏に平素からの感謝の気持ちや、家族の健康を祈る道具として
ろうそくにあかりを灯す。
または、テーブルの上であかりを囲み、普段はできない話しをしたり
庭にろうそくを配し、ゆらゆらゆれる炎をながめることによって
いつの間にかこころ静かになっていく。
脈々と受け継がれる「こころ」の文化を大切にしていきたいと思って
います。